塩事業センター・大庭です。
落合先生がご紹介されている上記の企画展ですが、当センターからも画像データの提供で協力していることもあり、落合先生が講演される11月3日に、訪問してきました。
製塩地ではない関宿(千葉県野田市)で塩の展示をすることについては、「なぜ?」という声もあったそうですが、利根川と江戸川の分岐点というかつての水運の要地であったことや、行徳の塩が江戸川を経て関宿に運ばれ、さらに北関東各地に送られていたことなどの紹介により、説得力のある展示になっていたと感じました。
また落合先生の講演は、新型コロナ禍のため定員30名の事前申込制でしたが、満員の盛況でした。
行徳の塩が、より条件が有利だったはずの瀬戸内の塩にどうやって伍していくことができたのか等について、約2時間にわたって、古文書の紹介なども交えて詳しく語られましたが、来場者の皆さんは熱心に聞いておられ、また終了後には活発に質問も行われていました。
先方の承諾を得て撮影した写真を掲載します。