ご挨拶

代表挨拶

現在、塩は1㎏いくらでしょう。銘柄にもよりますが100円程度です。私たちは非常に安価に塩を手にすることができます。

現在、塩は空気のような存在です。だけど塩は必ず無ければ生きていけません。「どうやって塩を作っていたのか」「塩をどうやって運んだのか」「どのように塩を確保していたのか」などは、人間が生きる営みそのものといって良いでしょう。

塩尻、塩田、塩釜、塩原など、塩にまつわる地名が多くあります。また塩嘗地蔵や藻塩焼神事など、現在にまで続く多くの習俗があります。人々は生きる糧として塩を大切に扱っていたのです。

これは日本だけの話ではありません。世界でも同じことが言えるでしょう。

日本塩業研究会は、こういった塩の歴史や民俗、考古、地理など様々な分野で研究をしていう人々の集まりです。是非、日ごろから研鑽した研究を踏まえつつ、塩のことについて語り合おうではありませんか。

 

日本塩業研究会 代表 落合 功